【1.特殊詐欺に注意】
横須賀市内の特殊詐欺の発生は、昨年に比べて減少しているものの、依然として高止まり傾向が続いており、猛暑で外に出ない方が多いため、在宅を狙って特殊詐欺が増えることが予想されます。
犯人グループは、一つの騙しの手口に引っかからなくなると、別の手口に変更する傾向があるため、様々な手口を知っておくことが大切ですので、ここで、改めて特殊詐欺の手口をおさらいしましょう。
(1)オレオレ詐欺
息子や孫等の親族を騙り、「会社の書類を失くした」「投資に失敗した」「女性を妊娠させた」「警察に捕まって示談金が必要」「交通事故を起こした」等と申し向け、家族に緊急にお金が必要であると思わせて、お金を振り込ませたり、現金を手渡しさせる手口です。
劇場型といって、駅員、落とし物センター、警察官、病院の医師等の様々な者を騙った者から次々と電話をすることで、被害者を混乱に陥れて信じ込ませようとする手口もあります。
(2)預貯金詐欺
金融機関、警察官、家電量販店、大手百貨店等を名乗り、「あなたのカードが悪用されているので交換が必要」等と申し向け、さらに「手続きのために暗証番号を教えて」等と申し向けてキャッシュカードや通帳を騙し取る手口です。
この手口と似ていますが、カードを封筒に入れさせる等をし、被害者の隙を見てキャッシュカードをすり替えるキャッシュカード詐欺盗という手口もあります。
(3)還付金詐欺
市役所、保険事務所等を名乗り、「医療費や介護保険料の還付金があるので、ATMを操作して」等と申し向け、ATMコーナーで電話で指示されたとおりに操作させ、結果的に犯人の口座にお金を振り込んでしまうという手口です。
(4)架空請求詐欺
電話会社、通販サイト、有料サイト等を名乗り、電話やメールで「料金の未払いがある。」等と架空の支払がある旨を申し向け、さらに「払わなければ法的な手続きを取る」「利用を停止する」等の不安にさせるような文言で不安にさせ、金銭を振り込ませたり、電子マネーを購入させる手口です。
最近では、インターネットを利用中に画面がロックしたり、警告音が鳴り、「復旧するにはサポートセンターに電話をして」等と申し向け、電子マネーを購入させるサポート詐欺という手口もあります。
(5)融資保証金詐欺
電話、メール、インターネット広告等で実際にない架空の融資や当選金がある等と申し向け、手数料や保証金の名目で金銭を騙し取る手口です。
~被害にあわないための注意点~
県内の6月末現在の発生状況だと、オレオレ詐欺と預貯金詐欺が多くなっていますが、また別の手口が流行する可能性が高いので、皆様、全ての手口を覚えていただくのはもちろんですが、警察や市役所からの防犯情報や、新聞、テレビのニュース等で発信されているあらゆる詐欺の手口について、タイムリーに把握することが大切です。
電話でお金の話が出たら詐欺と心得ましょう!
このような電話に出ても、大切なのは
『絶対に慌てないことと、一人で対応せず、必ず誰かに相談すること』です。
皆様、被害にあわないようにご注意ください。
【2.悪質商法にも注意】
屋根、床下、給湯器、外壁塗装等の点検と称してお宅を訪問し、高額な点検費用や工事費用を要求したり、必要のない工事を契約・施工させたりする悪質商法の相談が県内でも多くなっています。
~被害にあわないための注意点~
このような悪質事業者の多くは、お宅を直接訪問するいわゆる「飛込み」の営業をしており、このような勧誘をしてくる事業者には以下の点に注意しましょう。
・訪問者があってもすぐにドアを開けず、ドア越しやインターフォン越しに話をする。
・家族構成、連絡先等を安易に教えない。(高齢者だけのお宅と思うと、何度も訪ねて来られる場合もあります。)
・すぐに契約をしたり、書類にサインをしたりせず、家族や知人、警察に相談する。
・執拗に居座って帰らない場合は、すぐに110番通報する。
【3.自転車盗に注意!】
県内、横須賀市ともに自転車の盗難が多発しており、県内では7月末現在で約6400件発生しております。
~被害にあわないための注意点~
・短時間でも必ず二重ロックを!
→駐輪場の台や支柱などの固定物に括り付けるように施錠しておくことで、盗難をされにくくなります。
・路上や人気(ひとけ)のない道路に駐輪せず、駐輪場に停める。